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夜勤明け。14時にN川さんから電話が入った。どうせ納会のことだろうと思い無視した。次に目覚めると17時だった。起き抜けなのに、胸が空くあの感覚がした。気分が悪かった。会社に属する人間でありながら自ら社会を拒絶して見せる態度に、何か心が揺らいでいるとでも言うのか。それとも、こうしてまたあの人と会うことを避けている態度に?でも、これは自分の内側から来るものではないと、いつもそう誰かが囁く。

カーテンを開ける。薄暗い光が部屋を覆い、沈んだ気分と同化していくようだ。鏡を見ると、左目があまり開いていない。右目に比べちょうど半分ほどだ。基本的に雌雄眼だが、疲れがたまっている時はこうなるので、ある種バロメータになっている。

あの人は今ごろ納会の最中だろう。自分がいないことを気に病んで欲しくない。笑って過ぎてくれればいい。

寂しい。寂しいのかもしれない。これを書いている今もきっと。明日も、明後日も、きっと。