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15時起床。夜勤。

立川駅では大勢の学生たち(おそらく中学生)が何やら活動をしていた。いくつものグループが「ご協力お願いしまーす!」と通行者に向けて必死に声を掛けているのだが、一体何の活動をしているのかわからなかった。改札付近に差しかかったところでようやく「ユニセフ募金活動にご協力お願いしまーす!」と聞こえてきて、いや遅いわと思った。顔を歪ませるほど大声を張り活動しているさまは教育としては一見成功しているように思えるが、学生たちに自発性が全く見て取れない、こんなものは教育者の傲りだ。 

K島さんの代わりにN川さんが出勤した。日勤はHさんとK久保さんだったのだが、Hさんはすこぶる体調が悪そうで、話を聞くと今朝までK島さんと二人でと飲んでいたとのことだった。川崎の歓楽街で湯水のように金を使ったらしい。Hさんは財布に入っていた有り金3万を、K島さんは15万ほどを一夜で溶かしたとのことで、馬鹿げた話である。

K久保さんが土産物の帝国ホテルのチョコをくれた。K久保さんは40過ぎのおじさんでどこか行っては土産を買いみんなに配ってくれるのだが、その振舞いといい土産のチョイスといい気が利くばばあみたいな感じがしてかわいい。基本的に自分のことしか喋らないし、バツ2の身の上であるのに生まれて間もない自分の子供の写真を見ては「俺に似てかわいいな~」と漏らしているので本当に阿保ではあると思うが、自分とは異質なそのメンタルが何とも愛らしいと感じる。あの人に惹かれているところもそういった逆説的な、要はおつむが弱い部分だ。なんせ両者とも本当に子供というか、もはや赤子である。

メールは少なく、新規もそれほど多くなかったので楽だった。N川さんはあまり喋るタイプではなく、こちらも気の許した人間以外は徹底的に聞き役にまわるので、いつも交わす言葉は数える程度であるが、別段気まずいというわけでもない独特の空気感があり、それが中々どうして心地が良い。9時過ぎに引き上げた。