12/6

日勤。Y本さんが携帯電話で話しながらくそきれてた。「おおだからお前は誰やねん誰に向かって口きいてんのやおらあお前なめとんのか」とくそでかい声で怒鳴り散らしていて、どうやら間違え電話かイタ電が入ったようだったが、本当にどうしようもない馬鹿だなと思った。そして奴隷として働いている現状を悲しく思った。

K竹さんは歯が痛むと嘆いていた。奥歯のかぶせものの中が痛むようで、見た目じゃわからないらしい。

過去案件見直しを手伝い21時に引き上げた。

気が付くとあの人のことを考えてしまう。もうずっと、夢の中にいるみたいだ。あまり現実感はない。

12/5

日記をつけるのくそめんどくなってきた。

寝てから1時間ほどしたところで腹痛で目が覚めた。猛烈に腹を下した。波のように寄せては返す痛みの中、何があたったのだろうと考えた。

「たぶんアサリかメロンだ。。。でもアサリはよく火を通していたから、メロンかな。。。」

あとはー、なにをしたかな。

一日中ぐったりしてて何もやる気が起きなかった。

久しぶりに自殺衝動が湧いてきて、おお、お前やっぱりまだいたか、と思った。

FF15の映画とイベントシーンを冒険当初からエンディングまとめたやつを見た。いやくそつまんねえ話じゃねえか、と思った。思ったが、T矢さんがあれほどFF15が~と書いているのだから、きっと自分にはわからなかった面白ポイントがあるはずなんだろう。

 

12/4

7時起床。服と布団と枕を洗濯する。

ツァラトゥストラかく語りき」はもういいかなあという感じがしていて読む気になれなかったので、いったん中断することにして、サルトル「嘔吐」を読む。数ページ読んだだけで、これは面白いな、と思った。そう、たいてい肌にあう作品かどうかは、その作品に少し触れるだけでわかる。そういう意味じゃやっぱり「ツァラトゥストラかく語りき」はちょっと違うのかもしれない。

N川から受付業務の社内規定変更通達に対する返信メールが届いており、なかなか胡散臭いことをやられているようだったので、規定変更通達をちゃんと読んでみるとやはりそうだ。日勤8:30~17:30、夜勤17:30~8:30の業務時間なのに、日勤8:30~20:00、夜勤17:30~11:00と記載されている。夜勤1回ごとに¥4000の手当がつくとも書いてある。残業対策であるのは明らかで、N川は説明をくれと書いているが、上が決めたことだからどのみち変更はないだろう。給料が減るのは目に見えているがまあいい。暮らしていける額さえもらえるなら何でもいい。こうした手口はいかにもあの人らしいと思った。

少し長くなった髪の毛を切った。斜め絶壁の頭を自然にカットしてくれる床屋が少ないから、自分で切るようになった。風呂場で髪を切るときほど自分を変人だと感じることは無い。いつも通りソフトモヒカン風に整えた。満足だった。

夜買い出しにスーパーへ。白菜1/4カット、あさりのむき身、カレイ1/3カット、メロン1/4カット、冷食ラーメンを買う。全部値下げ品。白菜とあさりで味噌汁を作った。美味しかった。メロンは固く甘みも少なく、失敗したと思った。

12/3

18時起床。疲れが全然とれていない。

村田紗耶香「コンビニ人間」読了。アメトークの読書芸人で、又吉と光浦と若林がおすすめの本として紹介していたので、どんなものかと思って読んだが、全然想像していた話と違った。スキゾ的な、アルバイト生活の良いところをうたったような話かと思っていたが、むしろパラノ的な、コンビニ店員としてでないと生きていけない、サイコパスチックな主人公の話だった。文体は、うーん稚拙だなあという印象で、でも世間一般はこのくらいわかりやすい文体のほうが受けるのかもしれない。内容も特段印象的な話ではなく、というかこういったサイコパス的人格を描いた作品は今は巷に腐るほどあふれているので、目新しくも何ともなく、苦手なタイプの話だなあと思いながら読んだ。

ただ、古倉がある事件を境にコンビニ内で「異物」として扱われていくさまには、ぞっとした。自分も、すでに周りから異物として認識されているのかもしれない。

12/2-

7時に一度起きた。空腹を少し満たし、村田紗耶香「コンビニ人間」を少し読み、もう一度寝た。13時に目が覚めた。本当は15時まで寝たかったのだが、これ以上眠れそうにもないので起きた。Yシャツにアイロンをあて、支度をし、16時に家を出た。

新規10件、ログメール10件。雑務が多かったが、引き継げる内容であったので引き継いだ。13時起きのせいか眠気が強く、途中少しだけ寝た。相方がK島だったので、そのあたり気を使わなくて済んだ。M部長とY中さんとA木が隣の席で話し込んいた。これからの受付業務に関する内容だったので、仕事に集中できなかった。M部長は端的に言うとヤクザみたいな見た目で、実際のヤクザは見たことないけど、声は大きく大阪弁で、ドスが効いていているので皆よく怖がっているが、自分としては割とかわいいなと思っていて、ほら、笑った横顔なんて目元がゆるんでとてもかわゆいではないか、と、横目に移ったM部長を見て思った。

日をまたいでA木が8時に、Y中さんが9時に出社した。過去案件の見直し作業が間に合わず、ついに休日出勤もしなければならない事態となったようだ。Y中さんは私服がすごく洒落ていて、意外だった。まったく余裕のない感じで、イライラしているのがはた目からでもよくわかった。さすがに気の毒だなと思った。K島は手伝ってから帰ると言った。夜勤明けの疲れた体で手伝う気には到底ならなかったので、10時半に引き上げた。先に帰るのは気が引けたので、K島にコーヒーとチョコを買ってやった。

12/1

こう、胸がしめつけられるような、ぽっかりと胸に穴がが空いてしまったような、そんな感覚に一日何度も襲われる。これが、けっこうしんどい。別に、とりわけ何かしている時とか、決まった時間に出るとか、そういうことはない。異動になって、部屋に重苦しい気配が漂っていたあの日以来、感じるようになった。そのかわり、肩のしびれを感じることは減った。自律神経がやられているのだろうか。これを書いている今も、その感覚に襲われている。はやく治ってほしい。

6時起床。支度をし7時に家を出る。

午前中は電話がよく鳴ったが、午後は落ち着いていた。新規10件。K竹さんから、「もうクールビズは終わったから、本当はジャケット羽織るならネクタイ締めなきゃいけないんだよね、ただ、まあ周りの人もラフな人が多いからさ、いいんだけどさ、一応何かあった時のためにネクタイは持ってきてね、俺は請負責任者だから締めるけどさ」と言われた。ウチの会社の人間をみると、いつのまにかN川もK田もK島もネクタイをしていた。くそ面倒だな、と思った。こんな忙しい職場で、なんでネクタイなんか締めなきゃいけないのか。邪魔くさくて仕方がない。しかも、周りの人間の95%ほどはネクタイをしていない。「一応持ち歩いているので、今日も持ってきています」と答えた。「おお、いいね」とK竹さんは言った。俺は絶対にネクタイはしない。

Y中さんとA木がここのところ毎日残業してやっていた、過去案件見直し作業を手伝った。K島とK竹さんが残ってやっていたので、自分だけ先に引き上げるのはできなかった。K竹さんは何度も「H谷君は先に帰っていいよ」と言った。22時過ぎに「もう、本当にいいから」とK竹さんに言われたので、先に引き上げた。

 

 

11/30

日記を書くのは難しいなあ。適当な気持ちで文を書くと、適当な文に仕上がる。あたりまえのことなんだけどさ。

7時起床。15時間寝ていた。父はもう家を出ていたので、昨日の朝が別れの時となってしまった。

何をしたっけ。そうだ、岩明均ヒストリエ」を読んだ。岩明均はやっぱり面白い。よくエウネメスが主人公の漫画を描こうと考えたなあ、と思う。あと「雪の峠・剣の舞」も読んだ。

昼は母と焼肉ランチを食べた。一人前2400円。うんまかった。

靴と鞄を買った。靴は冬用で持っているものが2つあったが、一つは形が気に入らなくて、もう一つは安物のせいかゴム独特の臭いが酷いので、新しいものを買った。鞄は私服に合うのA4用紙が入るサイズの鞄がなかったので、土日祝日に出社するときの用に買った。

18頃母の運転で駅まで見送ってもらい、東京へ。22頃帰宅。

いつも外泊後に自宅へ帰るたびに感じることだけど、家は広く整然としているように感じられ、またここで暮らしていくのは悪くないな、と思った。

牛乳がきれていたので買い、シャツにアイロンをあて、最近全然できていなかった肩回りの筋トレをして、明日に備えて寝た。