17/01/28

出来事「A」があったとして、「A」のことをできるだけそのまま文字に起こして書いてみようと思うのだけれど、それが全然できない。完璧な「A」を書くことなんて、一生かけても無理なんじゃないかと思う。そもそも、僕らが完璧な丸や完璧な三角を再現できないように、完璧な「A」も再現できるはずないのだが、書かれた「A」の不完全さがどうしても許せない。だから、何も書きたくなくなってくる。

誰かに向けて何か語りたくなる時はほとんどないし、そういう気分になった時だけ書くことにしようか。でも何かを書くという作業は本当に気が重いので、もう何も書かないかもしれない。